長楽寺 門前
長楽寺 山門
長楽寺 庫裏
長楽寺 門前
臨済宗
煩悩
February 20, 2019
悩み・怒り・恐れ・焦り・妬み・不安・不満に満ちた私たちの有様に人の本質を見た仏様は、その原因を煩悩と説きました。その煩悩を詳しく分けてみると貪・瞋・痴と呼ばれる三つの要素に分かれ、これを三毒と言います。
貪欲
自分が好きなものへの強い執着
(これが我が身を苦しめる)
瞋恚
嫌いなものへの反感・嫌悪
(これが我が身を狂わせる)
愚痴
仏教の正しい道理についての無知
(これが我が身を迷わせる)
この三毒を厭い、離れようとする心が仏道を歩む出発点です。そして、仏の道を歩もうとする者は、六波羅蜜と言われる実践徳目の実現をはかります。
六波羅蜜(六度万行)
February 20, 2019
菩薩の修行
布施(ふせ)
お互いに施し合う。
持戒(じかい)
決まりをまもる
忍辱(にんにく)
何事も耐え忍ぶ。
精進(しょうじん)
自身を磨く。
禅定(ぜんじょう)
心を落ちつける。自らを省みる。
知恵(ちえ)
一人で生きていく為に必要な力
五戒
February 20, 2019
仏教徒在家の皆様の心構え
不殺生(ふせっしょう)
むやみに命を奪わない。命を大切にしましょう。
不偸盗(ふちゅうとう)
他人の物や心を奪わない。有るもので満足する。
不邪淫(ふじゃいん)
不倫をしない。倫理道徳に根ざした恋愛をする。
不妄語(ふもうご)
嘘をつかない。
不飲酒(ふおんじゅ)
お酒を適量にする。正常な判断力を保つように努める。
五観の偈
February 20, 2019
命を分けていただく時の心構え
一つ、私は、この食事を作って下さった人々に感謝しながらいただきます
一つ、私は、この食事をいただくために恥ずかしくない行いを致します。
一つ、私は、この食事を貪り食べることがない様にいただきます
一つ、私は、私の身体と心に必要なだけいただきます。
一つ、私は、勉強や仕事をりっぱに成し遂げるためにいただきます。
四弘誓願文
April 02, 2017
菩薩が仏道を求めるとき、最初の四つの心構え。
衆生無辺誓願度(衆生は無辺なれど誓って度すことを願う)
「たくさんの人が幸せになれるように精進します」という誓いです。この世の中には迷い、苦しみ、困って、助けを必要としているものがたくさんいます。人間に限らず動物、植物など生きとし生けるもの全てに対して、常に慈悲の心で、救いの手をさしのべるという心がけを持ち行動しなければないという「利他」の誓いです。
煩悩無量誓願断(煩悩は無量なれど誓って断ずることを願う)
「尽きる事のない煩悩を無くすよう精進します」という誓いです。われわれは、もっとお金が欲しい、仕事を怠けたい、異性と遊びたいなど尽きることの無い煩悩を持っています。これらの煩悩を絶ち、正しい生活ができるように、常に精進努力します、という「自利」の誓いです。但し、煩悩は行動の源になるものでもあります。煩悩は制御することが必要です。
法門無尽誓願学(法門は無尽なれど誓って学ぶことを願う)
「壮大なお釈迦様の教えをすべて学ぶよう精進します」という誓いです。仏教の教えは尽きないほどたくさんあります。これを学ぶことは簡単なことではありませんが、これらの教えを学び実践するように心がけます、という自利の誓いです。
仏道無上誓願成(仏道は無上なれど誓って成ぜんことを願う)。
「この上も無い仏の悟りを成し遂げたいという気持ちを持ち続けることを誓います」という自利の誓いです。悟りを得るためには、まず煩悩を絶ち、多くの仏教の教えを学ばなければなりません。仏教では特に悟りを得たいという気持ちを持ち続けて精進することが大切なことだとしています。
お釈迦様の遺教経に、「ひたすら欲を抑えて己に克たんとつとむべし、身を正し、言葉を正し、意(こころ)を誠にし、常に無常の理を忘すれることなかれ」という一文があります。「自分を自分で修める方法」を学び、仏様に近づこうと願う事です。
心法
February 21, 2019
この心に常苦あり此の処を地獄という
この心に愚痴あり此の処を畜生という
この心に貪欲あり此の処を餓鬼という
この心に瞋恚あり此の処を修羅という
この心に苦楽あり此の処を人間という
この心に常楽あり此の処を天道という
この心に慈悲の徳がある之を名づけて観音という
この心に勇猛の徳がある之を名づけて勢至という
この心に智慧の徳がある之を名づけて文殊という
この心に萬行の徳がある之を名づけて地蔵という
この心に障碍なしの徳がある之を名づけて虚空蔵という
この心は一切の境界を照らすこの徳を名づけて大日如来という
この心は不生不滅なりこの徳を名づけて無量寿佛という