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​長楽寺

お盆の起源

August 27, 2019

​ お盆の起源は、盂蘭盆経から、お釈迦様の十大弟子「目連尊者」の母親が餓鬼の世界に落ちて苦しんでいる説話が由来となっています。お釈迦様の弟子の中で、神通力随一とされている目連尊者は、この神通力を使い亡くなった母親を極楽浄土に探しに行きましたが、姿をみることができませんでした。それから六道を巡り、亡き母が餓鬼道に落ち逆さ吊りにされて苦しんでいる姿をみつけたのです。どうしたら母親を救えるのか、お釈迦様に相談したところ、お釈迦様は、「多くの修行僧に施しをすれば母親は救われる」とお答えになりました。目連尊者は、お釈迦様の教えにしたがい、夏の修行期間のあける8月15日に多くの僧たちに飲食物をささげました。すると、その功徳によって母親は、極楽往生に昇っていくことができました。というお話です。自分が施しをすることで祖先が救われるのだ。以来、お盆は、父母や先祖に報恩感謝をささげ、すべての命あるものに対して供養を積む重要な日となっていきます。お盆は地域によっては7月と8月と分かれています。藤枝市は8月盆が主流となります。

お盆と棚経

April 02, 2017

 お盆の期間は、8月1日から15日までです。「釜蓋朔日」と言い、この日からお盆が始まるとする地方が全国的に見られます。「お盆にはあの世の釜のふたが開く」という話を聞いたことのある人も多いと思います。「釜蓋朔日」の名前は、この日があの世の釜のふたが開く日であるという伝承に由来します。

 

 7月7、8月7日は、七夕でもありますが、そもそも七夕は棚機だけでなく、棚幡とも書きます。故人をお迎えするため精霊棚とその棚に安置する幡(ばん)をそろえる日でもあり、7日の夕方からそれを勤めたため棚幡がいつしか七夕に転じたともいわれています。

 

 7日の夕方から、精霊棚や笹、幡などを安置し僧侶に読経してもらい報恩することを棚経(たなぎょう)参りといいこれが今では、精霊棚の前での読経が棚経となったといわれています。

 精霊棚の参考になるPDFファイルを参考に自由にダウンロードしてください。自分たちがどのようにご先祖様をお迎えするのか?というところがポイントではないでしょうか。必ずこうしなければならないと決まりはありません。この風習は、地域によって異なります。準備が大変な時も忙しくてできないこともあるでしょう。しかし、最小限、仏壇を奇麗にお掃除してお迎え頂ければありがたいです。

お寺で棚経

July 11, 2019

お盆は、ご先祖様が自宅にかえってくるということから、仏壇を掃除し、奇麗に飾りつけ、さらには、ごちそうを用意してお迎えするのですが、様々な諸事情で自宅で迎えられない場合があると思います。

長楽寺では位牌堂でお盆のお経を読経し、お参りをすることもできます。どうかご相談ください。

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Although the world is full of suffering, it is full of the overcoming of it.

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